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涙枯れるまで~小さな勇者たち~
涙枯れるまで ~小さな勇者たち~
武将
音もなく渇いた瞳に映る日々
ほんの僅かだけど涙という潤いが
世界の向こう側 灰色の歪みが尊い笑顔達
壊されていく 積み木
ありふれた日常 生きることの幸せ
互い違いの心 全て抱えて毎日を
いつも此処にあった あの人が羽織っていた
いつかは無くなる 解ってるんだけど
離れた大地で同じ空を眺めては祈った
人は流れに逆らえないものだから
僕達は此処に全てを費やすんだ
僕は去った 僕は向かった 確かなどない世界
血が通う限り眼絶やさず 砂漠という都会で
目に映る摩天楼から大粒の涙が ほら
ほろりほろり 乾いたはずの大地に舞う感情の欠片
澱んだ風が吹く 吸い込み僕達は生きている
君の横顔 風になびいている髪と悲しみの涙
乾いた大地に咲いた一輪の可憐な花
強く優しく枯れてもまた違う場所で咲いて
涙枯れるまで
時流れ何処かでまた会えたのなら
弱くても何度も立ち上がる勇者でありたい