TOP
>
虹の架け橋
虹の架け橋
武将
拙い僕たちはまだ 燻る野良猫で
ふらりとその日暮らしのあの日を思い返す
大きな声で笑っては泣いて 生きていることを確かめ合い
辛さを隠し作り笑いした あなたに嫌われたくなかった
あの日の心忘れない 生きた数だけ涙した
少しずつ愛を覚えて 優しさに慣れず背を向けていた あの頃
拙い僕たちはまだ ふざける事に夢中で
重ねる時の寂しさ 今の時よ永遠に
大きな声で笑っては泣いて 生きていることを確かめ合い
共に刻んで共に書き足した 共に生きた証、胸に
あの日の心忘れない 生きた数だけ涙した
確かなものに目を背け 虹の架け橋を歩いていた あの頃
あれから十数年 行く末も見えず彷徨って生きること
生かされるのならば あの頃のようにもう一度
空から今 降り注ぐ光を両手に 何処までも羽ばたいて行こう
確かなものと向き合う暮らしの中でも 今だけは虹を歩こう
さぁ、行こう 共に手を取りこの瞬間をあの頃のように笑い
生きとし生けるもの全て許されるなら この場所でだけは歌おう
時代の波に抗って 例え飲み込まれたとしても
僕たちならば何処かで笑える時を共に紡いで行こう
光が差し込まない大地で僕たちは
一輪ずつ花を咲かせる事ができるだろう
命の尊さ、命の儚さもまた虹の架け橋で紡いで行こう
拙い僕たちは今 燻り模索して
けれどもあの日の心 無邪気なままの心を